2017年に Mid 2011 な iMac 27-inch を開腹し、SSD を増設しました。
iMac 27-inch, Mid 2011 を使っているのですが、いや、使っているというよりも飾っている状態になっているのですが。 会社で使用しているマシンは SSD だし、私物の Macbook Air も SSD だし、起動の遅い、アプリも立ち上げるのに時間のかかる iMac をだんだん使わなくなっていって、ただのストレージマシンとなっていました。
この iMac が飾りの状態であることを打破するために、iMac を SSD 化もしくは、SSHD 化することを検討していました。 はじめは、内臓の DVD ドライブまたは、HDD を外して SSD や SSHD に換装することを調べていました。それしかできないだろうとも思っていた。「iMac 2011 SSD 換装」でググってました。しかし、 google の検索レコメンドで「iMac 2011 SSD 増設」が出てきて検索結果を見てたところ。 DVD ドライブの裏に SSD を入れている人の作業ログを発見しました。
「なるほど。 DVD ドライブの裏に増設か。それなら機能とデータはそのままに SSD に OS を入れられるな。」というわけで、増設作業をする準備を進めました。
準備したもの
まず、大事な SSD は Crucial の 2.5 inch SSD 512 GB を購入。Amazon のベストセラーですし、メーカーのページに iMac 2011 で使えている実績があるのでこれを選択。SATA 6Gbps も iMac 2011 で使えるようす。(速度測定はしていない)
iMac のディスプレイや、マザーボードを取り外しするためにトルクスレンチを用意。これが無いと作業ができないので。
そして、めんどくさいケーブル。Slimline SATA 13pin - SATA 22 pin という変態なコネクタ構成のケーブル。iMac 側が Slimline SATA になっているので一般的に出回っていない。かなり前のじきのブログだと海外 Amazon.com からの取り寄せになっていしまったり。しかし、探してみると秋葉原のお店で取扱がありました。千石商店にて iMac 2011 に使えますということで売ってました。1本683円。秋葉原に行くのもめんどうなので通販。2日程度で届きました。
https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-4SUT
他に必要なものは、吸盤。iMac のディスプレイはマグネットで筐体にくっついているだけなので、吸盤を使って引っ張る。ぐいっと簡単に外れます。
増設作業
あとは、ブログ記事を参考に分解 & 掃除 & 増設 を実施。SSD は駆動部分がないので、両面テープで iMac のフレームに直接貼り付け。 液晶ディスプレイを外すのは慎重に。
DVD ドライブを外した様子。DVD ドライブを外すのは簡単ですが、このあとの Slimline SATA をマザーボードに接続するために、マザーボードの固定を外す必要がありました。これが、細いケーブル類も多いので慎重に作業。 コネクタ部分のケーブルを事前に折り曲げておいたほうが、接続しやすい。
ケーブルをどうにか這わして、光学ドライブがあった場所まで持ってきます。いい感じの切り欠けがあるので、そこに通す。 SSD に接続して、両面テープで貼り付け。
その上から DVD ドライブを元に戻します。 外したネジを逆の手順でつけていき、ケーブルも貼り付け。 液晶を元に戻すのがしんどい。ケーブルが3箇所あるので忘れずに止める。 ディスプレイを固定。固定する際に、ネジを1本 iMac の中に落としてしまった。悲しみ。また分解するのもひっくり返しても出てこないので、結局そのまま他のネジをとめてガラスを戻す作業を続行。
起動させて、まっさらな SSD をフォーマットし、Mac OS X Sierra を再インストール。 OS の起動、アプリケーションの起動が HDD に比べて爆速。HDD の駆動音も鳴らなくなったし快適になりました。
データも内蔵 HDD に置いているので追い追い 写真.app とかをセットアップしていきたいな。
2019/01/10 追記
この数カ月後、電源が入らなくなりました。そのため、データを吸い出して iMac 本体は買取業者にドナドナされました。 SSD は自作 PC(Widnows)で活かされている。